DTM DAW 作曲 編曲 自作楽曲 K's Planning Music Club - DTM Creator DTM DAW 作曲 編曲 自作楽曲
DTM用語
ア行

アクセント

音楽の表現方法の一つで、主にリズム演奏などで強調して演奏する部分を指す。リズム演奏で抑揚表現を付けるためにある拍を強調して演奏するような場合、その拍に「アクセントをおく」という。楽譜ではアクセント記号(>、∧)を使って表記する。DTMでは、アクセントをおく音符のベロシティ(音の強さ)を大きく設定することによって表現する。
アクティブセンシング
MIDIケーブルの抜けや断線をチェックするMIDIメッセージ。一定時間内に何も情報が送られてこなければ、ケーブルが抜けていたり断線していると判断し、すべての発音を中止する。
アジタート
<agitato> 発想標語。「激情的に・急速に」の意。主に作曲者が「このように演奏してほしい」という演奏者に対するメッセージなどを記すための記号。これをどのように解釈するかは演奏者次第。
アタック
音の出だし(立ち上がり)の部分のこと。音の立ち上がりが速い音色(ピアノ・打楽器など)は「アタックが強い」、立ち上がりが遅い音色(ストリングスなど)は「アタックが弱い」などという。
アタックタイム
楽器音のエンベロープをコントロールするパラメーターのひとつで、音の立ち上がりの鋭さ(速さ)を調節する。ピアノなどでアタックタイムを長くすると、(楽器本来の)特徴的な立ち上がり部分が削られるため、まったく違った感じの音色に変わる。
アップテンポ
曲の演奏速度が速いという意味。実際のテンポが具体的にどのくらいか数値で決まっているわけではないが、感覚的に「速い」という意味で使う。
アテンポ
<a tempo> 音楽(速度)記号。「もと(直前)の速さで」の意。テンポの変更を示す。
アドリブ
即興演奏のこと。インプロビゼーションともいう。譜面で表記されている場合は、即興演奏の箇所を指す。主に一定のコード進行の中で自由にメロディーを作り出したりする自然発生的な即興演奏をいうが、そのような演奏のテクニックのことを指す場合もある。
アニマート

<animato> 発想標語。「活気をもって・いきいきと」の意。

アパショナート
<appassionato> 発想標語。「熱情的に」の意。
アフタータッチ
MIDIキーボードで鍵盤を弾いた(押した)状態で、さらに鍵盤を押し込むことでビブラートをかけたり、音色の明るさを調節したりする効果のこと、またそのMIDI情報のこと。MIDIでは鍵盤を押す強さを伝え、それがどのような効果になるかは受信側のMIDI音源の設定によって異なります。アフタータッチには、チャンネルプレッシャーとポリフォニックキープレッシャーがある。チャンネルプレッシャーは、同じMIDIチャンネルのすべてのノートナンバーの音効果を与える。ポリフォニックキープレッシャーは、強くに押さえた鍵(ノートナンバー)の音にだけ効果を与える。どちらに対応しているかは受信側のMIDI音源によって異なる。
アーミング
エレクトリックギターについているアームを利用したギター奏法のこと。アームのアップ・ダウンによってピッチ(音の高さ)を変化させるもので、大胆なアップ・ダウンによるピッチベンド効果や、細かいアップ・ダウンを繰り返すことによるビブラート効果など、アームの使い方によって多彩な効果が得られる。DTMではピッチベンドの設定などによって同じような演奏を表現する。
アラブレーベ
<alla breve> 拍子をあらわす音楽記号。二分音符を拍の単位とする二拍子。2分の2拍子を表す。
アラマルチア
<alla marcia> 発想標語。「行進曲のように」の意。
アリオーソ
<alioso> 発想標語。「歌うように」の意。
アルコ奏法
バイオリンやチェロなどのように弦楽器の弦を弓(アルコ)でこすることによって演奏することをいう。また、弓などで弦をこすることによって音を出す楽器を「擦弦楽器(さつげんがっき)」という。
アルト記号
譜表上の音の高さを表すとき、基準となる音の高さを決めるための記号。ト音記号、ヘ音記号それぞれの基準の音の高さは、G(ソ)とF(ファ)となる。また、通常はあまり見かけないが、ビオラ・アルトトロンボーンなどの楽譜ではハ音記号を五線の第3線に置くアルト記号が使われる。
アルペジオ
和音を分散して演奏すること。ギターでは8分音符や16分音符などで和音の構成音を弾くことを指し、ピアノではわずかにタイミングをずらして和音を弾くことを指す。
アグレット
<allegretto> 音楽(速度)記号。「やや速く」の意。アレグロよりやや速いことを示す。
アレグロ
<allegro> 音楽(速度)記号。「速く」または「快速に」の意。これをメトロノーム記号であらわすと、Tempo=120〜168ぐらいの速度になる。また、ほかの付加語と合わせ、より具体的な意味を持たせることもある。例として、アレグロコンブリオ(allegro con brio)は「元気に速く」の意味になる。
アレンジ
ドラムやベース、ピアノなど、さまざまな楽器の演奏を組み合わせてアンサンブルの伴奏を作ることをアレンジ(編曲)という。また、音楽ジャンルやコードを指定するだけで、自動的にアレンジを行ってくれるソフトをアレンジソフトという。
アンサンブル
仏語で「共に」の意味で、2つ以上の楽器の演奏パートが組み合わされた楽曲の編成のことをいう。
アンダンテ
<andare> 音楽(速度)記号。「ほどよい速さで」の意。これをメトロノーム記号であらわすと、Tempo=76〜108ぐらいの速度になる。
イコライザー
音の周波数成分レベルを増減して、音質を変える装置のこと。音源モジュールによっては、エフェクトとして装備されているものもある。
移調
トランスポーズ。演奏の音の高さを半音単位で全体的にずらすことを指す。DTMシステムで用いるシーケンスソフトにはこのトランスポーズ機能がついたものが多くあり、曲のキーを変えたり移調楽器を入力するときに便利。
インストゥルメント
楽器のこと。厳密にはミュージカルインストゥルメント(musical instrument)という。電子楽器やDTMでは、音色(=楽器)のことをこのように呼ぶことがある。
インストゥルメント番号
GS音源の128種類の基本音色(キャピタルトーン)の他に用意されている音色のことをバリエーショントーンという。キャピタルトーンはインストゥルメント番号だけで音色を選ぶことができるが、バリエーショントーンの場合にはインストゥルメント番号とバリエーション番号の両方が必要になる。MIDIメッセージの送信によってバリエーショントーンの音色を選ぶには、プログラムチェンジメッセージにバンクセレクトメッセージを合わせて送る必要がある。
インタラプト
割り込みレベル。シーケンスソフトとMIDIインターフェイスの間でMIDIのデータをやり取りするための設定のこと。MIDIのデータはいつ送られてくるかがわからなかったり、他の処理より優先して正確なタイミングで送り出さなければならないため、割り込み処理で入出力を行っている。
インツー
2拍子を表す拍子記号のこと。一般的には2/2、2/4などの拍子記号を使う。
インテンポ
<in tempo> 音楽(速度)記号。「正確な拍子で」の意。楽譜で指定されているテンポを正確に維持して演奏する。
インフォー
4拍子を表す拍子記号のこと。一般的には4/4、4/8などの分数の拍子記号を使う。
インプロビゼーション
即興演奏のことで、アドリブと同じ意味。演奏者による瞬間的な創造による即興演奏だが、これは1つの高度な演奏テクニックで、演奏者の音楽的な経験と知識、独創的なアイデアが要求される。特にジャズの場合、ジャズ演奏の本質ともいえるもので、テーマに基づいて生み出すバリエーションが音楽的評価のもっとも重要な対象となっている。
ヴィヴァーチェ
<vivace> 音楽(速度)記号。「活発に速く・いきいきと早く」の意味。AllegroとPrestoの間くらいの速さになる。
8ビート
1小節当たり8個の8分音符で刻まれていることをいう。同じように4個の4分音符で刻まれているなら4ビート、16個の16分音符で刻まれているなら16ビートという。
エクスクルーシブ
メッセージ
MIDIでは、異なるメーカー・機種で情報をやりとりできるが、特定の機種の設定データ(例えば音色データなど)をやりとりしたいケースもある。このような目的のために用意されているのがシステムエクスクルーシブメッセージ。エクスクルーシブは、メーカーごとにフォーマット(データの形式)が決められていて、基本的には同じ機種同士で設定データをやりとりする場合に使われる。
エクスプレッション
音量の変化を伝えるメッセージで、コントロールチェンジのひとつ。コントローラーナンバー 11に割り当てられている。
エスプレッシーヴォ
<espressivo> 発想標語。「表情豊かに」の意。
エネルジコ
<energico> 発想標語。「精力的に」の意。
エフェクト
音に残響を加えて奥行きを表現したり、音を遅らせて特殊な効果を得るなど、「音を加工・演出する効果」のことをエフェクトという。GS音源には残響を加えて大きなホールなどで演奏しているような効果が得られるリバーブと、音に厚みを加えてステレオ空間いっぱいに広げるコーラスがあらかじめ内蔵されている。
エフェクトエディター
エフェクト(リバーブ・コーラスなど)ごとに、それぞれのパラメーターの値を変更するためのもの。パラメーターの値を調節することにより、演奏に最も適したエフェクト効果を得ることができる。シーケンスソフトにもこの機能を備えたものがある。
エレガンテ
<energico> 発想標語。「優雅に」の意。
エンベロープ
エンベロープ(Envelope)とは、楽器の音が鳴り始めてから消えるまでの、音量の変化を描いた線のこと。楽器音のエンベロープは、その楽器に特有のものだが、同じ楽器でも演奏のしかたによって形が変わり、音の特徴として現れる。たとえば、トランペットを強く鋭く吹くと、速い立ち上がりの鋭い音になるが、軽くゆっくり吹くと、立ち上がりがなまった音になる。
エンベロープ
ジェネレータ
エンベロープジェネレーター(E.G./Envelope Generator)は、そのエンベロープをコントロールするためのもの。E.G.を使ってエンベロープの値を調節すれば、音の立ち上がりを鋭くするなどさまざまな楽器音の特徴を表現することができる。
オガズ
ドラムなどの打楽器の演奏の一つで、フレーズのつなぎ目などに入れる装飾的な演奏のこと。
オーケストラヒット
本来はクラシックのオーケストラのエンディングなどで演奏される“ジャン”という音のこと。このサウンドは、サンプラー(音をデジタル録音して演奏できる楽器)が登場して以来、さまざまな音楽で使われているが、楽器の演奏というよりは楽曲のアクセントなどとして、単発的に使われることが多い。GS音源では、「Orchestra Hit]」などといった音色が用意されている。
オブリガート
楽曲を構成するパートのひとつで、メロディーと協奏するメロディックなパートのこと。
オープンハイハット
ハイハットは、通常のドラムセットではスネアドラムの左側に置かれ、ふたつの小さなシンバルが重なっている。このハイハットは左足のペダル操作で開いたり閉じたりできるようになっている。ハイハットが開いているときにスティックで叩いた音をオープンハイハット、閉じているときに叩いた音をクローズドハイハットといい、それぞれGS音源ではドラムセットの中で「Open Hi-hat」、「Closed Hi-Hat」として用意されている。
オルタネートピッキング
ギターなどのピック奏法の一つで、ピッキングを上下に繰り返しながら続けること。
音階
楽曲のある部分の構成基礎となる楽音を、1オクターブ内に音の高さの順に一定の方式で配列したもので、音階はどのような音楽においても必要不可欠な構成要素となっている。また、この配列の1つ1つの音を音階音(スケールノート)と呼ぶ。音階は音階音の数によって5音音階から12音音階まである。鍵盤楽器のCからオクターブ上のCまでの白鍵は7つあり、これらの音列は7音音階の長音階(メジャー・長調)になる。音階の中でも主流になっているのがこの7音音階である。同様にAからオクターブ上のAまでの白鍵の7音の音列は短音階(マイナー・短調)になる。長音階と短音階を比べると長音階は明るく、短音階は暗い響きがする。7音音階にはこれらの他にもいろいろな種類がある。
音源
シンセサイザーの中の実際に音色を作り出す部分のこと。また、この音源部分をMIDI信号でコントロールできるようにしたものを「MIDI音源(モジュール)」といい、DTMには欠かせない機材のひとつ。最近では、この「MIDI音源」の働きをソフトウェアで実現する「ソフトシンセ」もでている。
音色エディター
MIDI音源の音色の修正や音作りのために、音色のいろいろなパラメーターの値を変更するためのもの。GS音源では、コントロールチェンジのNRPN、またはシステムエクスクルーシブメッセージによって、ビブラート・フィルター・エンベロープの各パラメーターをコントロールすることができる。
音色エディット
MIDI音源に記憶されている音色を修正すること。パネル操作あるいはMIDI情報で音色を修正することができる。
音長記号
音符の音の長さを示す記号のことで、スタッカートやテヌートなどがある。多くのシーケンスソフトでは、音符の音の長さをデュレーションとして設定する。
音程
2音の音の高さの間隔の事で、「度」という単位で表します。2音が同音のものを1度といい、記譜上の位置が一つ離れるごとに順次2度、3度などと数えます。つまりCとCは1度、CとFは4度、CとGは5度というようになります。また、音程はそれらを構成する全音と半音の数によって、完全音程・長音程・短音程・増音程・減音程などに分けられる。
音名
楽音の音の高さをあらわす名称のこと。オクターブ離れている2音は同じ音名をもつため、全部で7つの音名がある。伊語「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」。日本語「ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ」。英語「C・D・E・F・G・A・B」。独語「C(ツェー)・D(デー)・E(エー)・F(エフ)・G(ゲー)・A(アー)・H(ハー)」。
音部記号
譜表上の音の高さを表すとき、基準となる音の高さを決めるための記号。ト音記号・ヘ音記号それぞれの基準の音の高さは、G(ソ)・F(ファ)となる。また、通常はあまり見かないが、ビオラなどの楽譜ではアルト記号が使われる。