タイ
|
同じ音の高さの複数の音符が線でつながれている部分をタイといいます。タイは楽譜上では複数の音符として書かれていますが、実際に演奏するときにはひとつの音符(繋いだ音符を足したの長さ)として演奏される。 |
大譜表
|
大譜表は上段にト音記号(トレブル部)、下段にヘ音記号(ベース部)の書かれた2段の譜表で、2段の五線譜は左側が括弧で括られている。音域の広い楽器にも対応できる譜表で、おもにピアノの楽譜に使われる。 |
タイミングクロック
|
演奏の速さの基準となるMIDI情報のこと。 |
タイムベース
|
シーケンスソフトでは、音を鳴らすタイミングや音を止めるタイミングなどを管理している。このタイミングの細かさを表わすのがタイムベース。通常タイムベースは、4分音符あたりのクロック(時間の最小単位)数で表わす。例えば、タイムベースが96の場合、4分音符を96等分した長さ(384分音符)のタイミングまで記録する事ができる。 |
ダカーポ
|
反復記号の一つで、「D.C.」と略して表記されることが多く、この記号のある位置から譜面の先頭に戻ることを指示している。ダルセーニョやコーダなどの他の反復記号と併用されることもある。 |
打弦楽器
|
弦楽器の中でも、ピアノのように張られている弦をハンマーで叩いて演奏する楽器のこと。 |
タブ譜
|
タブラチュア譜(tablature
score)といい、五線譜ではなく、アルファベットや数字などで音符を表記した楽譜のこと。主にギターやベースに用いられ、弦の数だけの直線を水平に引き、その上に弦を押える位置を表す。通常上から1弦〜6弦(ベースはふつうは4弦)を表し、弦のラインの上に押えるべきフレットの数字を書く。タブ譜だけでは各音符の長さが表記できないので、その上に音符のはただけのものなどを書いて示す。 |
タムタム
|
ドラム
セットのバス ドラムの上にセットされる小さなドラムのことで、フィルインなどの修飾に使われる。通常はドラマーから見て左から右へとドラムが大きくなります。タムはその音の高さによって、ハイタム(HighTom)、ミッド(ミドルタム)、ロータム(LowTom)と呼ばれている。また、ロータムは床に直接置くためフロアタムとも呼ばれる。 |
ダルセーニョ
|
反復記号の一種で、「D.S.」と表記する。
|
ターン
|
装飾音の一種で、ある音符を中心にそのすぐ上下の隣接音をまわる。 |
短調
|
短音階によって作成されている楽曲または楽節のこと。音階の第1音(根音)の高さによって呼び方があり、たとえばラの音(A・イ音)を第1音にした短音階をAmやイ短調などと呼ぶ。 |
ダンパーペダル
|
ピアノについているペダルのことで、鳴っている音を伸ばす効果があります。MIDIではコントロールチェンジ(ホールド1)でダンパーペダルの効果を伝える。 |
チェックサム
|
MIDIのエクスクルーシブメッセージの中で、メッセージが正しく受信できているかどうかのチェックを行う為のデータ。チェックサムはアドレスやデータ(またはサイズ)の値から決まった計算方法で算出される16進数で表される数値で、各エクスクルーシブメッセージの最後(F7H:エンドオブエクスクルーシブの直前)に付ける。 |
チャンネルプレッシャー
|
アフタータッチの効果を、同じMIDIチャンネルのすべてのノートナンバーの音に効果を与えること。 |
チャンネルメッセージ
|
MIDIチャンネルごとに伝えられる演奏情報を総称してチャンネルメッセージと呼ぶ。 |
チューニング
|
音楽用語では、楽器を調律することを指す。MIDI音源では、通常A4(ノートナンバー69)の周波数が、440.0Hzになっている。 |
調号
|
音部記号の右側に付けられている変化記号♯あるいは♭のことで、その数により調を示す。 |
長調
|
長音階によって作成されている楽曲または楽節のこと。音階の第1音(根音)の高さによって呼び方があり、たとえばドの音(C、ハ音)を第1音にした長音階をCやハ長調などと呼ぶ。 |
チョーキング
|
エレキギターのソロなどで頻繁に使われるギターやベースの演奏法。ギターやベースでは、左手で弦を押さえて音の高さを指定するが、弦を弾いた後、左手で弦を上下方向(弦と垂直方向)に押し上げる(あるいは下げる)ことによって、音の高さを滑らかに変化させる。 |
チョッパー
|
右手の親指で弦を叩いたり、人差し指や中指で弦を引っ張りあげたりして演奏するベース独特の演奏法。GS音源にはチョッパー奏法の音色が、ベース系の音色の中に「Slap
Bass」などとして用意されている。 |
ディケイタイム
|
楽器音のエンベロープをコントロールするパラメーターのひとつで、音が立ち上がってサステインレベルになるまでの時間(音を鳴らしている間の音量が下がっていく速さ)を調節します。ピアノなどでは、Decay
Timeで音が小さくなっていくときの変化を調節できる。 |
ディミヌエンド
|
<dim.(dimin.)>
強弱記号。「だんだん弱く」の意。 |
ディレイ
|
音を遅らせ、山びこのような効果を演出するエフェクト。短いディレイ音を原音と重ねて、音に厚みと広がりを持たせることができる。 |
デクレッシェンド
|
<decresc.>
強弱記号。「だんだん弱く」の意。 |
デチューン
|
わずかに音のピッチ(音の高さ)が異なる音を重ねる効果をデチューンといいます。たとえばホンキートンクピアノはひとつの音に対して張られている複数の弦を、それぞれ音の高さを少しずつずらしたもので、このデチューンによって独特な軽快な音色になっている。 |
テヌート
|
楽譜では、音符の上または下に「−」のマークを付けたり、五線の下に「ten.」と表記し、十分に音を伸ばして演奏することを指示する。 |
デュエット
|
2人の歌手や楽器奏者による重唱や二重奏などのこと。または、2人編成の演奏グループのこと。 |
デリカート
|
<delicato>
発想標語。「やさしく」の意。 |
転調
|
楽曲の途中で、それまでの調から別の調へ変わること。転調には、一時転調と本格転調とがある。 |
テンポ
|
曲の演奏の速さのこと。テンポはだいたい楽譜の先頭で指定されている。バンド譜などでは数値(1分間に演奏される4分音符の数で表されます)として書かれていることも多いが、クラシックの楽譜などでは記号(テンポ記号・速度標語)として書かれていることもある。 |
同期演奏
|
複数のコンピュータやMIDIシーケンサーをタイミングを合わせて同時に演奏を行うこと。一方がマスターとなり、もう一方(スレーブ)の演奏をコントロールする。 |
同時発音数
|
同時に鳴らすことができる音の数のことで、ボイス数とも呼ばれる。 |
ドラム譜
|
ほとんどのドラム楽器は音階演奏ができないため、ドラム譜と呼ばれる特別な楽譜で表される。ドラム譜では、基本的なドラム
セットの各リズム楽器の演奏がそれぞれ異なる音程で表される。 |
トランクィロ
|
<tranquillo>
発想標語。「面白く・静かに・穏やかに」の意。 |
トランスポーズ
|
演奏の音の高さを半音単位で全体的にずらすことを指します。DTMシステムで用いるシーケンスソフトには、このトランスポーズ機能がついたものが多くある。曲のキーを変えたり、移調楽器を入力するときに便利。 |
トリオ
|
3人の歌手や楽器奏者による重唱や三重奏などのこと。または、3人編成の演奏グループのこと。 |
トリル
|
装飾音の基本型のひとつで、ふたつの音を交互にすばやく演奏する。特にクラシック音楽の場合、これをどのように解釈するかは演奏者次第で、それによって演奏自体も異なってくる。 |
ドルチェ
|
<dolce>
発想標語。「面白く・柔らかく・やさしく」の意。 |
トレモロ
|
ひとつの音を小刻みに反復させることで、声楽や弦楽器の演奏で効果的に用いられる。オルガンやエレクトリックピアノなどでは、トレモロ効果を付ける機能が付いているものもあり、音源では「トレモロストリングス」などがある。 |